DJ mixのサンプルを更新しました

皆さんお世話になっております。
スタッフのHieyanです。

SoundCloudに新しいDJミックスのサンプルをアップロードしました。当サイトの「DJ mix」ページからもご視聴頂けますので、宜しくお願い致します。

今回のミックスは前回同様に80年代ディスコなのですが、MasterMix(マスターミックス)と言われる技法で、精度の高いミックスを作らせて頂きました。

「マスターミックス」って言葉は最近のDJさんは聞き慣れないと思うのですが、80年代にMTR(マルチトラックレコーダー)を駆使して、アマチュアバンドのデモソングを作るテクニックを上手く用いて、曲を重ねて録音していくスタイルが流行りまして、それが当時のDJ達から「マスターミックス」と呼ばれていました。たしかこの技法を編み出した方は、モンチさんだっと記憶しております。

この技法を用いますとミスを何度も修正できるので、極端な言い方をしてしまうとパーフェクトなミックスが作れてしまうんです。今回は1曲1曲をだらだらと長く聞かせないようにして、ロングミックス出来る箇所はロングミックスするようにしました。

話は少し逸れるのですが、マスターミックスが世に出た当時と比べるとDJ機材は飛躍的な進化を遂げて、リーズナブルな値段の機材が格段に増えまして、かなりお手軽にDJプレイが出来るようになったと感じてます。実際ネット配信やネットアップロードでDJをやられてる方が沢山いますよね。凄い時代だなと感じております。

余談ですが、バブル期辺りから趣味でDJをやられる方が増えたと記憶しているのですが、当時は、ターンテーブル1台75,000円×2台、エフェクトセンドリターン内蔵のミキサーが最低でも90,000円付近、ディレイやリバーブやディストションなどの効果を与えるマルチエフェクターが最低でも40,000円付近、鍵盤付きのサンプリングマシンが軽く100,000円を超えてましたから、合計金額は500,000円超えが当たり前の時代でした。(泣)

しかし、今の時代はDJコントローラーという便利な機材があるので、30,000円付近で機能的に同スペックのDJプレイ環境がDJコントローラーという形で手に入りPCと連動させて簡単にプレイ出来、しかもコレ1台でDJプレイに必要なものを賄えてしまいます。これには本当驚かされました。

それと、当時はレコードで音源を揃えなくてはならなかったので、アルバム2800円程度、12インチ1200円~2000円程度、50曲12インチで揃えようもんなら最低でも600,000円の購入資金が必要でした。しかもイベント会場にレコードを持ち込む時は凄い重さで苦労しました。現場着いた途端に疲れがどっと出てしまってプレイどころではなかった記憶も。(笑) しかし現在は、わずか数グラムのUSBのメモリースティックに沢山の曲を入れられるので、最近のDJさんを羨ましく思います。

そうそう、MixcloudでDJmixの収益化が可能になった?と情報が舞い込んで来ました。SoundCloudでDJミックスを自由にアップ出来るようになった時以上に喜んでいる自分がいるのですが、ストリーミングのSpotifyのように?日本での収益化は少し先?との情報もあったりで、今度色々と調べてみようと思います。正確な情報が入りましたらお知らせするようにしますね!

また折を見て新しいミックスサンプルを作りますので、今後とも宜しくお願いします。