ゲームサウンド制作の世界

皆さんお世話になっております。
スタッフのSC-Miraiです。

私はゲーム音楽を作るようになって17年目を迎えます。

一番最初の作業は携帯のゲーム用に作曲されたmidiデーターの調整変換作業でした、現在の携帯のゲームはスマホの性能のおかげでオーディオファイル納品が当たり前になりましたが、当時の携帯ゲームはガラケーだったので、midiで作曲や効果音制作を行い、そのmidiデーターを専用の変換ツールでmldやspfにオーサリング(変換)して納品しておりました。当時着メロ制作も精力的に行っていたいたのですが、そのノウハウがかなり流用できたので、様々な裏技を駆使してデーター制作を行った記憶があります。

BGM制作は着メロ制作と同じ感覚でmidi音色を使えたのでやすかったのですが、効果音制作は今のようにオーディオファイルは使えない縛りでしたので、midiの打楽器音色とう音色を駆使して作っておりました。打楽器以外の音で当時やった技としては、スロットマシーンのリールが回る音にヘリコプター音色を使ったり、プロペラ機のエンジンとプロペラの音はベース音2つの音程を微妙に変えて本物っぽく表現したり。。。当時かなり大変でしたが、この辺りの縛りルールが当時の私にとっては凄い楽しくて実験データーを作っては取引先さんへサンプルを提出しておりました。

月日が流れて、スマホが世に普及してからはすっかりmidiを駆使した制作は業界からなくなり、普通にオーディオファイルで作るようになってしまったので、少し寂しい思いをしてます。以前お世話になっていた制作事務所さんからカウントしますとトータル250タイトルくらいのゲームサウンドに携わらせて頂いたのですが、たかがゲームサウンド、されどゲームサウンドと申しましょうか?、BGMはオールジャンル要求されますし、効果音も様々なタイプの音を要求されますので、日頃から雛形制作や実験制作は欠かせなかったりします。

そうそう、私が一番最初に作曲したゲームBGMは、携帯電話で遊ぶ時代劇ゲームのBGMでした。あと、オーディオデーターでの最初の作曲はパソコンで遊ぶ飛行機ゲームでした。両方とも効果音制作込みだったのですが、時代劇や飛行機は大好きなので、当時かなり嬉しかった記憶があります。その後はRPG系の制作が多くを占め、請け負う案件の半数以上はRPG系だったと記憶しております。でも最近は、時代の流れなのか?ミニゲーのサウンド制作が多いです。

また機会があればゲームサウンド制作のお話をしたいと思います。